【言語と心理】言語習得・バイリンガリズム『バイリンガル教育』『イマージョン・プログラム』

Chào buổi sáng mọi người! はいさい🌺ソムタム娘です。

Hôm nay cũng chùng mình cùng cố gắng học tiếng Nhật nào!!  📚

今日も日本語の勉強を頑張りましょう!

 

 

沖縄は台風14号の影響もほぼなくなり朝から気持ちのいい青空です🌞

ただ、今度は本州に近づいて影響が出てきてますね。。。お気をつけください。

 

さて、9月ももう折り返しです。。。皆さま勉強ははかどっていますか?私は・・・もう少しペースを上げないと、、という感じの状況です(^^;

今日も一日気合いを入れて勉強していきます💪

言語一般はひと休みして、言語習得~バイリンガルの内容に戻ります。

 

 

前回までのバイリンガルについて。

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バイリンガル教育

バイリンガル教育とは、バイリンガルを育成する教育、またはバイリンガルの子どもに対して行う教育のことを指します。

言語や文化、社会に対する考え方が多岐にわたるため、一言でバイリンガル教育といっても方法や目的はさまざまです。

例えば、少数派言語集団の同化を優先させる考え方もあれば、言語の多様性を重視し、多文化主義を目指す考え方もあります。

また、家庭での使用言語や学校の授業での使用言語、地域社会での使用言語、国際的、地域的にみた言語の地位などを考慮する必要もあり、複雑な要素が絡んでいます。

バイリンガル教育は、社会、経済、文化、政治など幅広い枠組みの中で捉える必要があります。

バイリンガル教育を教育形態で分類すると、二言語使用に消極的なものと積極的なものに分けられます。

 

 

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移行型バイリンガル教育」と「サブマージョン・プログラム」

二言語使用に消極的な考え方で、最終的に一言語使用を目指します。

 

移行型バイリンガル教育

移行型バイリンガル教育は、子どもが使う言語を、家庭で使用する少数派言語から、社会の中で優勢な多数派言語へ移行させることを目指します。社会に同化させる目的のために行われます。

授業についていける語学力が付くまでは、一時的に母語での授業を受けます。

 

サブマージョン・プログラム

サブマージョン・プログラムは、少数派言語の学習者を多数派言語のクラスの中に入れて、通常の授業を受けさせ、自然に言葉を覚えさせるプログラムです。ただし、特別補習クラスなどを設け、多数派言語を教えることもあります。

日本での外国人児童生徒に対する教育環境は、サブマージョン状態となっている場合が多いです。

サブマージョンは沈めるという意味で、同化主義に基づいている考え方です。

 

 

維持型バイリンガル教育」と「イマージョン・プログラム」

二言語使用に積極的な考え方で、最終的に二言語使用を目指します。

 

維持型バイリンガル教育(継承語バイリンガル教育)

維持型バイリンガル教育は、子どもが持つ少数派言語と社会で使用される多数派言語を同時に伸ばし、文化的アイデンティティの強化を図る教育です。

学校では少数派言語集団の子どもたちが自分の母語、民族や家庭で使う言語(承継語)を使って授業を受けます。一方で、社会における多数派言語の力も付けさせます。

維持型バイリンガル教育は、継承語バイリンガル教育とも呼ばれていて、国内の少数民族集団の権利を肯定する考え方です。

継承語というのは親から受け継ぐ言語を指し、「母語」「相続言語」「民族語」「コミュニティー言語」とも言われています。移民が多い国では継承語教育が政策として行われているところもあります。

 

 

イマージョン・プログラム

イマージョン・プログラムは、学校の教科内容を二つの言語を使い分け、第一言語を維持しながら第二言語を習得させるバイリンガル教育です。教科学習を通して未修得の言語を身に付ける学習法の一つです。

共生社会を目指す考え方で、いつ、どのように行うかで、呼び方が異なります。

また、イマージョンは浸すという意味です。

目標とする言語の言葉だけを習得するのではなく、「その言語環境で」他教科も学びまさにその言葉に浸りきった状態での言語習得を目指します。

イマージョン・プルグラムの多くは小学校など比較的早い時期に行われる特徴があります。開始時期によって分類されます。

 

早期イマージョン

5、6歳(小学校入学くらい)から開始。

中期イマージョン

9、10歳(小学校5年生くらい)から開始。

後期イマージョン

11歳から14歳(中学校入学あたり)までに開始。

 

また、目標言語との接触時間でも分類されます。

 

完全イマージョン

クラス全員あるいはほぼ全員が初めて習う外国語を習得するため、教科のすべてを第二言語(目標言語)で行います。他の科目も目標言語によって教えられ、カリキュラム全体を通して言語習得ができます。

現実社会で使える自然な言語をマスターして、教わった科目もその言語で理解し、多文化を理解することが目標にあります。

 

部分イマージョン

授業の一部(50%から30%などさまざま)を第二言語(目標言語)で行うもので、必要に応じて言語習得のための時間も割きます。

目標は完全イマージョンと同じですが、完全イマージョンほどの堪能さは求められていません。

 

イマージョン・プログラムの成功例として、カナダのケベック州で1960年代に行われた「フレンチ・イマージョン」が有名です。

カナダは公用語が英語とフランス語ですが、ケベック州ではフランス語が話されています。ケベック州に来た英語話者の子どもたちがフランス語で教育を受けることで、高いレベルのフランス語能力が習得でき、英語能力においてもモノリンガルの子供たちと遜色がなかったとされています。

ただし、イマージョン教育を受けた子どもたちが文法的に正しいフランス語を使えるようになるとは限らないことや、社会的・文化的に適切な言語使用感覚が身に付かないことが多いという問題や、イマージョン教育の限界も指摘されています。

 

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世界各国では、スペイン語、フランス語、日本語、中国語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、アラビア語など様々な言語をイマージョン・プログラムに取り入れているようです。

日本でも英語のイマージョン教育を行っている学校はあるようです。インターナショナルスクールがまさにそうですよね。

バイリンガルとひとことで言っても、それぞれ個人の生活環境や背景は様々です。

幼い時期に言語を習得する際の環境によって、または習得状況によってダブルリミテッド問題や他にも色々な影響が出てきます。個人のアイデンティティにも関わる問題です。

バイリンガルとして、幼少期から2言語同時に習得するのはメリット・デメリット両方の側面があるように思えます。

どの教育スタイルが正解かどうかではなく、対象となる子どもにとって、生活する上で何が大切で必要なのかによって決めていくべきものではないでしょうか。

 

 

日本語教育能力検定試験・過去問】・「イマージョン・プログラム」について出題されたもの

 

 

平成27-Ⅲ問題11-問2

イマージョン教育についての問題です。

イマージョン教育とは目標言語で教科も学びます。

したがって正解は、2番

 

平成27-Ⅲ問題11-問3

カナダのイマージョン教育の問題点とは?

フランス語は流暢になったものの、文法的に正しいフランス語を使えるようになるとは限らなかったそうです。

よって正解は、3番

 

平成30-Ⅰ問題11-問4

継承語についての問題です。(不適当なものを問われています)

1番👉継承語と現地語を用いてイマージョン教育をやっている学校はありそうです。

2番👉親の期待に応えて自発的に継承語の教室に行く子ども・・・いなさそう。

3番👉継承語の熟達度ごとのクラス分けは難しそうなので、熟達度が異なる子どもが同じクラスで学んでるっていうのはありそうです。

4番👉移住世代によって、継承語の熟達レベルもきっと違うから、必要となる教育形態も異なるはず。

したがって正解は、2番

 

 

最後に・今日のひとコマ

 

 

名護・「道の駅・許田」

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ずっと気になっていた道の駅。ついて立ち寄ることができました!

先日、瀬底島へ行った帰り道です。

ここの「さーたーあんだぎー」が気になったけど、お腹空いてなかったので買わずじまい。。ちょっと後悔w

 

やっぱり道の駅って楽しい!

 

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本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌊

それではまた明日!

Cảm ơn mọi người đã luôn đọc hết.  Hẹn gặp lại ngày mai!

 

2021年9月