【言語一般】語彙の体系・語種『和語』『漢語』『外来語』『混種語』

Chào buổi sáng mọi người! はいさい🌺ソムタム娘です。

Hôm nay cũng chùng mình cùng cố gắng học tiếng Nhật nào!!  📚

今日も日本語の勉強を頑張りましょう!

 

 

今日も朝から☔が降ったり止んだりな沖縄地方です。

昨日は仕事から帰って来た後、どうも勉強スイッチが入らず、、、30分ほどで切り上げてしまいました(^^; もう今日はやめたー!と切り替えてさっさと飲んで寝ましたw

(・・・たまにはいいよね?)

というわけで今日と明日は頑張ります!

 

さて普段何も考えず使っている日本語ですが、日本に昔からある言葉ばかりではなく時を経て外国から入ってきた言葉も多いんですね。

今日はそんな日本語の「語種」についてしっかり勉強していきましょう。

 

 

 

 

 

日本語の語彙の種別「語種」

語の起源や由来によって分類した種類、またはその借用関係から区別した種類を「語種」と言います。

この分類はあくまでもその「語」の日本における来歴と語形(発音)によるもので、漢字で書かれているから漢語、仮名で書かれているから和語だという表記上での区別ではないです。

語種には、「和語」「漢語」「外来語」(カタカナ語)・「混種語」の4種類があります。

それではそれぞれ種類ごとに詳しくみていきましょう。

 

 

語(非借用語

和語は、日本語固有の語を指します。外国との言語の上での交渉が行われる前から日本語の中に存在した語です。大和言葉「固有日本語」とも言われています。

例:「空(そら)」「食べる(たべる)」「暑い(あつい)」 等

表記上は漢字も使用しますが、あくまで表記上のことで、漢字だからといって漢語だというわけではありません。

 

和語特徴

・漢語に比べると、異なり語数は少ないけれども、反対に延べ語数が多いのが特徴です。特に話し言葉では、異なり語数、延べ語数とも和語の割合が多いです。

・公的生活から私的生活に移るにつれて和語の割合が多くなります。

・語形では、音素の数が比較的少なく、音節の構造も単純で、そのため同音語が多いのが特徴です。ほとんどの音が開音節(音節が母音で終わる)になります。

・「海・空・山・里・雲・星・月・花・虫・取・魚・・・」のように、具体的で個別ものを表す表現が豊富にあります。反対に抽象的な言葉が少ないです。

語頭に通常ラ行音や濁音は生じないです。

・語の中心的語基は「目・鼻・耳・頭・手・・・手袋・鳥籠」などのように1拍または2拍のものが多いです。

 

異なり語数・延べ語数についてはこちら。

nihongo-tiengnhat.watashinoarukikata-diary.com

 

 

 

語(借用語

漢語は、字音語とも言われ、上代に大陸との交際が開けて以来、中国から直接または間接的に輸入された言葉を指します。多くは中国語からの借用語です。

例:「食物(しょくもつ)」「株式(かぶしき)」「昭和(しょうわ)」 等

ただし、「馬(うま)」「梅(うめ)」などは古代中国から輸入されたもので、早くから和語化されたもののひとつと言われています。

また、幕末から明治にかけて、西洋から多くの文物や制度が西洋語を通じて日本に紹介されたときに、それらの学術語を当時の知識人は漢字を用いて日本語にしました。

例えば「テレフォン」を当時は「電話」という漢語の形に造語して使ったと言われています。他には「物質」「地球」「元素」などは、江戸時代に蘭学者によりオランダ語から訳されたものもあります。

明治になると、「文学」「教育」「階級」などの漢語は英語からの中国語訳を借りてきて使い始めたもので、「哲学」「物理学」「郵便」など多くの学術語も漢語の形で造語されるようになりました。

現代の日本語の漢語の中で主流になっているものが、この頃新しく作られた漢語というわけです。

 

漢語特徴

・和語とは反対に、異なり語数が多く、延べ語数は少ないのが特徴です。

・和語とは反対に、私的生活から、公的生活に移るにつれて漢語の割合が多くなります。

・語形は、漢字一字の漢字音の拍数は通常1拍か2拍です。

・「日本」という語は「ニッポン」と音読みで読めば漢語になりますが、「ひのもと」と訓読みすれば和語として扱います。

・漢語の音読みとは漢字を「字音」で読むことで、この字音には「呉音」「漢音」「唐音」があって、さらに「慣用音」が少し加わります。

 

字音の種類

日本語には漢字一字に対して「呉音」「漢音」「唐音」という3種類の発音が存在します。

例「行」・・・呉音(ぎょう)・漢音(こう)・唐音(あん)

ただしこれらの3種類の読み方がすべて「さん」で一致する「三」のような漢字も存在します。

 

呉音は、一番古くから日本に入ってきたもので、来歴は6世紀ごろからと考えられてています。

当時日本は中国の南朝との交流があり、その南方の発音が日本に定着したのです。中国の南朝時代は長江下流地域には、呉の国があったことから「呉音」と名付けられました。

例:経文(きょうもん)・末期(まつご)・極楽(ごくらく) 等

仏教関係の語彙に多く残っています。

また漢音と比べると、、、

例:【呉音】男(なん)・女(にょ)・万(まん)・美(み)・無(む)

  【漢音】男(だん)・女(じょ)・万(ばん)・美(び)・無(ぶ)

上記のように濁音(d)と鼻音(m)の対立も見られます。その他にも対立の種類は色々あります、、、

 

漢音は、日本では7、8世紀、奈良時代後期から平安時代のはじめごろまでに、遣隋使や遣唐使や留学僧によって伝えられました。洛陽や長安を中心とした北方地帯の音韻体系を多く反映しています。

例:経済(けいざい)・末期(まっき)・極地(きょくち) 等

呉音では鼻音だったものが濁音、濁音だったものが清音となるなどの音韻の変化も見られます。また漢音は、当時の長安で清濁の対立がなくなり始めていたことも反映していると言われています。そのため呉音で全濁であったものが、清音として伝わっている物が多いです。

例:【呉音】勤(ごん)・禅(ぜん)・婆(ば)・定(じょう)・従(じゅう)

  【漢音】勤(きん)・禅(せん)・婆(は)・定(てい) ・従(しょう)

 

唐音とは、平安時代中期以降、鎌倉時代から江戸時代末期までに、宋、元はじめ、明、清などから入ってきた新しい音のことです。遣唐使が廃止され日中の交流が途絶えたあと、平安末から再開し留学僧や民間貿易の商人たちによって持ち込まれましたが、量的には極めて少ないです。

唐音の「唐」は漢音や呉音のように王朝名を表しているのではなく、あくまでも中国(唐の国)を表している語です。

例:椅子(いす)・行燈(あんどん)・和尚(おしょう)・西瓜(すいか)・南京(なんきん) 等

禅宗関係の用語や食物・調度品などについての語彙に多くみられます。

 

慣用

慣用音とは、字音が漢音・呉音・唐音に属さず、日本で独自の音に変化したものを指します。多くは間違って定着したものや発音しやすく言い換えられたものだと考えられます。

例えば「消耗(しょうもう)」は字音は「しょうこう」と発音されるけれど、「耗」の「つくり」の音に引かれて「もう」と読むようになったものです。

また、「口腔外科(こうくうげか)」の「口腔」も字音では「こうこう」になるものや、「憧憬(どうけい)」も字音では「しょうけい」になるものも、慣用音として「こうくう」「どうけい」と読まれています。

このように「偏」や「旁(つくり)」の音から誤って勝手に読まれ始めたものを別名「百姓読み」とも言われています。

 

 

外来語(カタカナ語借用語

外来語は、通常漢語を除いた言語からの借用語で、日本語の中に馴染んで日本語に同化したものを指します。(漢語も厳密にいえば外来語のひとつです)

そのため西洋から来た語がほとんどで「洋語」とも呼ばれていて、洋語の主なものは西欧語で、たいてい片仮名で表記されるため「カタカナ語」とも呼ばれています。量的には英語からの借用語が圧倒的に多いです。

 

外来語の特徴

・外来語の来歴順だと、最初がポルトガル語で16世紀中頃です。キリスト教の伝道師や商人を通じて、キリシタン用語や生活の品などと共に伝わってきました。

例:タバコ・カルタ・パン 等

それから18世紀に貿易を通じてオランダ語が伝わってきました。

例:コーヒー・ガラス・ビール 等

明治以降は英語の他、フランス語・ドイツ語・イタリア語・ロシア語等が入って来て、割合としては英語が80%を占めています。近年の英語の国際化につれて英語からの借用語は急激に増える傾向にあります。

・語形は、英語の「strike」が日本に取り入れられると、「ストライキ・ストライク」のようになって、原語の母音を伴わない子音の連続には全て母音を付けて開音節に変化して発音されます。

このようにカタカナは原語の発音を正確に表していないものも多いです。

また英語の調理台などを表す「range」も日本語では電子レンジと使われているものもあり、原語との意味のずれもあるのが特徴です。

・洋語の形態は、「する」や「だ」を付けて多くの動詞や形容詞などの派生語を作ります。

例:アドバイスする・サボる・ダブる・ナウい・リッチな 等

和製英語だと、ナイター・キャリアウーマン・ワイシャツ等があります。

 

 

 

混種

混種語とは、和語・漢語・外来語の組み合わせによってつくられる語を指します。

「和語+漢語」「和語+外来語」「漢語+外来語」「外来語+外来語」「和語+漢語+外来語」の5種類あります。

形態素の系統ごとに分類してみます。

 

【和語+漢語】

漢語に和語である活用語尾や接辞が付いたもの

例:食事する・面倒くさい・元気だ・丁寧さ

漢語と和語の組み合わせ

①漢語ー和語の構成重箱読み

例:重箱・縁側・絵筆・気軽・絵筆

①和語ー漢語の構成湯桶読み

例:湯桶・雨具・朝晩・梅酒・粗熱

 

【和語+外来語】

例:スタートする・インテリぶる・消しゴム・粉ミルク・足フェチ

 

【漢語+外来語】

例:省エネ・ガス爆発・石油ショック・製パン・カップ

 

【外来語+外来語】

例:ヘアサロン・・・ヘア(英)・サロン(仏)

 :レーズンパン・・・レーズン(英)・パン(葡)

 

【和語+漢語+外来語】

例:折れ線グラフ・野菜卸し売りセンター

 

 

 

過去問・「和語」「漢語」「外来語」「混種語」について出題されたもの

 

平成27-Ⅰ問題1-(10)

漢語の構造についての問題です。仲間外れはどれ?

1番👉力が無い・・・無力

2番👉高い音・・・高音

3番👉額が多い・・・多額

4番👉少ない数・・・少数

5番👉低い・下・・・低下

正解は、5番。低下のみ並列関係ですね。

 

平成30-Ⅲ問題3-問5

意味が類推できない外来語はどれでしょう?

外来語はカタカナで表記されると原語の発音や意味から変わってしまうものも多いです。そのため学習者を混乱させてしまうことも・・・

正解は、3番。「バイキング」は日本では食べ放題の意味で使われることが多いですが、本来は「海賊」という意味です。これは英語話者に「バイキングに行こうよ!」なんて言ったら混乱しますね(笑)

 

令和2-Ⅰ問題1-(5)

音読みについての問題です。仲間外れはどれ?

1番👉体(たいりょく)・・・漢音

2番👉扇(せんす)・・・唐音

3番👉学(がっき)・・・漢音

4番👉章(ぶんしょう)・・・漢音

5番👉降(下降)・・・漢音

正解は、2番。扇子のみ唐音です。

これは難しい・・・

漢音・呉音・唐音の区別・・・覚えてる人すごいです。なので上記で少し詳しく調べてみました。。。唐音のみ当て字のように特殊な発音なので数も少ないし覚えておくといいかも。。出題する方もさすがに、漢音と呉音の違いで問題は出さない?(^^;

 

令和2-Ⅰ問題11-問1

外来語の入って来た時期についての問題です。

16世紀半ばから17世紀初めにはポルトガル語が入ってきて、18世紀から19世紀にかけてオランダ語等の西欧語が入ってきました。

したがって正解は、3番

 

令和2-Ⅰ問題12-問5

混種語についての問題です。他と語種の組み合わせが異なるものはどれ?

1番👉中華(漢語)+ソバ(話語)・・・蕎麦って漢字ですが、、、和語!

2番👉窓(和語)+ガラス(外来語)

3番👉長(和語)+ズボン(外来語)

4番👉生(和語)+ビール(外来語)

正解は、1番。カタカナですべて書いてあるからと・・・外来語とは限らないから注意です。ズボンってフランス語から来てるんですねー。

 

 

 

最後に・今日のひとコマ

 

 

沖縄のバンシルー(グァバ)の木

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最近初めて生で食べたグァバです。こんな木が沖縄では普通に庭に生えているんだとか。

いいなぁー。さすが南国!

 

www.watashinoarukikata-diary.com

 

 

なんだか今日は結構ボリュームいっぱいになってしまいました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌊

それではまた明日!

Cảm ơn mọi người đã luôn đọc hết.  Hẹn gặp lại ngày mai!

 

2021年9月