【言語と心理】第二言語習得・スウェインの『アウトプット仮説』

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Chào buổi sáng mọi người! はいさい🌺ソムタム娘です。

Hôm nay cũng chùng mình cùng cố gắng học tiếng Nhật nào📚 

今日も日本語の勉強を頑張りましょう。

 

まだ19時過ぎでも明るい沖縄ですが、夏至の頃に比べると随分日が短くなってきたのを感じます。今朝も仕事に向かう途中で秋の虫の声が聞こえてきました。

そういえばあまりセミの鳴き声も聞こえなくなってきましたよね、、、夏の終わりはなんか寂しくなります💦

 

前回までクラッシェンの「モニター・モデル」とロングの「インターアクション仮説」を勉強しました。今回で第二言語習得研究での代表的な仮説についての勉強は最後です。

最後は「アウトプット仮説」について勉強していきましょう!

 

nihongo-tiengnhat.watashinoarukikata-diary.com

 

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スウェインの「アウトプット仮説」

クラッシェンの仮説では、理解可能なインプットのみが第二言語習得に繋がると考えられ、アウトプットはあくまでも習得の結果でしかないとアウトプットの有用性を否定してきました。

この仮説に対して反論したのが、トロント大学言語学者であるメリル・スウェインです。1985年に「アウトプット仮説」を提唱しました。第二言語習得においてはインプットだけでは不十分で、アウトプットが必要であるという主張です。

アウトプット仮説の理論は次の内容です。

①学習者は話す、書くといったアウトプットをすることで、自分が知識としては習得していても、表現できないこととのギャップに気が付くことが出来るようになります。その結果このギャップを埋めるために新たな知識を得たりインプットに対しての意識も高くなります。

 

②学習者はアウトプットする際に、相手からフィードバックを得ることで自分の知識(文法や構文等)が正しく相手に伝わっているのかを確認します。そのため相手に理解してもらえるよう理解可能なアウトプットを試みることで習得が促進されます。

③インプットは大切ですが量を増やすだけでは習得を向上させることはできません。目標言語で話したり書いたりアウトプットすることによって、学習者自らインプットで得た知識を意識的に省みることが可能になります。アウトプットすることで、インプット時には気が付かなかった細かい文法などにも改めて意識が向くようになります。

 

 

このように、インプットで得た知識をアウトプットすることで自分が実際にその知識を使いこなせるのか?覚えたはずなのに話せないのはどうしてか・・・という気付きを得られます。

確かに自分では覚えたつもりでも使えなかったら意味がないです。この自分自身の実力?ギャップを知ることはとても大切だと思います。

そして再び新しいインプットを試みたり既にある知識を省みたり・・・知識が深まっていくわけです。

このインプットとアウトプットの繰り返しによって言語能力が向上していくんですね!

 

 

過去問・「アウトプット仮説」について出題されたもの

 

平成27-Ⅲ問題11-問4

第二言語習得には「インプット」が大事という考えを基に、カナダで行われたイマージョン教育・・・この問題点が指摘され、理解可能なアウトプットの重要性が・・・さて理解可能なアウトプットとは?

正解は、1番。上に書いた通りです!

 

平成29-Ⅲ問題11-問1

アウトプット仮説とは?

正解は、3番。これも上に書いた通り・・・相手に理解してもらえるように話すことが大事です。

 

平成30-Ⅲ問題10-問4

理解可能なアウトプットを引き出すことが出来る授業とは?

正解は、2番

インフォメーションギャップとは学習者同士で情報に格差がある状態です。それを利用してタスクを行うもので・・・

このような状況下では、もちろんお互い相手に理解してもらえるよう伝える努力が必要です。まさに理解可能なアウトプットを引き出します!

 

 

最後に・今日のひとコマ

 

沖縄料理「煮つけ」

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沖縄で初めて「煮つけ」という料理を注文したとき、「魚の煮つけ」が出てくるものとばかり思っていました・・・

出てきたのが「肉」でびっくり。

「煮つけ」=「魚」という固定観念は、あくまで自分が住んでいた、東北、関東、、、のものだったのかと知りました。

メインにゴロゴロの骨付きソーキと三枚肉がたっぷり入っています。沖縄で煮つけはこのスタイル。

 

・・・何はともあれ、美味しい沖縄の「煮つけ」オススメです♪

 

 以前に食べたときのです。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌊

それではまた明日!

Cảm ơn mọi người đã luôn đọc hết.  Hẹn gặp lại ngày mai!

 

2021年8月