【言語と心理】学習者の要因・誰もが望む『言語適性』

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Chào buổi sáng mọi người! はいさい🌺ソムタム娘です。

Hôm nay cũng đẹp trời quá nhỉ. 🌞 今日もとてもいい天気ですね。

 

昨日は先週に続きまたまた「大度浜海岸」へ行ってきました🌊

なんと今回は「ウミガメ」に遭遇!!この辺りではたまに見かけるとは聞いていましたがびっくり。ちょうど干潮から満潮になる時間帯でエサを食べに岸の方へ来ていたのでしょうか。近くに寄ってもまったく逃げる気配もなく、、、ずっとウミガメの後ろをついて泳いで遊んでました🐢

ウミガメと泳ぐなんてすごく不思議な体験。。。

息継ぎをするために海面にぴょこって顔を出す姿が可愛かったです。

沖縄の海でもめったに出会えることはないので、とても貴重な経験でした!

 

さて、今日は外国語を勉強する人であれば誰もが欲しいと思う能力・・・「言語適性」についてです。

まさに生まれ持った才能?またはセンス?

因みに「才能」とは一般的に生まれながらに持っている能力を指すことが多いのですが、「センス」は生まれつきのこともあれば、後天的に学んだ結果身に付くものも多いそうです。

 

 

 

言語適性とは

言語適性とは、一般的に言語学習に向いているかどうかという才能やセンスのようなものだと考えられています。外国語を学ぶために必要だと考えられる能力のことでもあります。

それでは具体的にどんな能力のことなのでしょうか?

特に言語適性に重要だと考えられるものは「記憶」「音韻処理能力」「言語分析能力」があげられ、習得プロセスに関わってくると考えられています。

例えば、母語以外に他の言語を習得したことがある人は、次の言語も習得されやすいと言われています。なぜかと言うと、他の言語の習得過程で、「音」「語」「文」の構成を認識する能力や、機能的に分析する能力が培われているからです。

これらの能力はもともと持っていた才能というよりも、センスが磨かれたというイメージですね。

 

MLAT(Modern Language Aptitude Test)・予測テスト

国語学習に向いているのかどうか、どのような点で適性が認められるかなどを測定する適性テストを「予測テスト」と言います。

テスト結果により、外国語学習での成否の可能性や、特定の言語技能の習得に要する期間が予測できるものです。

1950年代にアメリカの心理学者であるJohn Bissell Carroll:ジョン・ビッセル・キャロル(1916-2003)がこれらの個人の適性を測定するための「MLAT(Modern Language Aptitude Test)」と呼ばれる外国語適性診断テストを開発しました。

このテストは半年から1年程度の短期間で外国語を習得する能力を予測する目的で作られたそうです。ここで測る言語学習の適性とは、他の個人と比較して、特定の時間と条件下で個人が外国語をどれだけ上手に学習できるかということを指します。

 

4つの適性の構成要素

言語学習に向いているかどうかを4つの要素から測定します。

①音韻符号化能力

異なる音を識別して文字に表せる能力です。

リスニング力のことですね。

②文法的敏感性

微妙な文法の違いに気付くことのできる文法的感度のことです。

主語・動詞・目的語などの文法構造を見抜くことですね。

帰納的言語分析能力

具体的な例から一般的な文法法則を見つける帰納的学習能力のことです。

意味と言語形式との関連パターンを見つけることでしょうか。

④記憶力

丸暗記する能力のことで、主に短期記憶のことです。

数十秒で提示された単語を覚えて、その後正しい単語を選ぶなどのテストで測定されるようです。

 

 

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第二言語学習の適性は、「音」「語」「文」の構成を認識する能力、「音」「語」「文」を機能的に分析する能力、そしてそれらを記憶する能力に分けられます。

テスト結果では、音声を認識する能力が高いのに記憶力が低い人がいれば、その逆の人もいます。人によって得意な能力が違ってくるのです。

また、この要素の重要性は学習段階によって変わってくるようです。

学習の初期段階の子どもは、音声認識力が重要です。一方、学習が進んだ段階の学習者(大人)は、記憶力が大事です。

分析能力は、成人学習者のみならず子どもの学習者においても言語習得に有利に働くという結果もあるようです。

この個人の言語適性の特性に合った学習方法をとると、学習者の習得度が高まると言われています。

 

自分の言語適性の傾向を知り、認知スタイルとも合わせて自分に合った学習法を見つけることが大事ってことですね!

 

認知スタイルについてはこちら。

nihongo-tiengnhat.watashinoarukikata-diary.com

 

 

過去問・「言語適性」について出題されたもの

 

平成27-Ⅰ問題10-問2

言語適性に含まれる要素はどれでしょう?

正解は、2番。言葉の使用例から規則性を見出せるのは、言語適性のひとつ「帰納的言語分析力」のことですね。

 

令和2-Ⅲ問題11-問4

言語適性とはどういうものでしょうか?

正解は、2番。音を語のまとまりとして認識し再生する能力は正に言語適性の「音韻符号化能力」、音声認識力のことです。習得の初期段階で有利に働きますね。

 

 

最後に・今日のひとコマ

 

糸満市「大度浜海岸」

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左の写真が干潮時、右の写真が満潮時です。ただ満潮時間まではもう少し先なのでもっと潮が満ちてくるずです。随分景色が変わりますよね。

まさに右の写真のときにウミガメに出会えました!

潮が満ちてるときとそうではなときでは、海の中の景色も違って面白いです。

 

www.watashinoarukikata-diary.com

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本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌊

それではまた明日!

Cảm ơn mọi người đã luôn đọc hết.  Hẹn gặp lại ngày mai!

 

2021年9月