【言語一般】言語の構造・統語構造『統語論』

Chào buổi sáng mọi người! はいさい🌺ソムタム娘です。

Hôm nay cũng chùng mình cùng cố gắng học tiếng Nhật nào!!  📚

今日も日本語の勉強を頑張りましょう!

 

 

昨日はいつもより仕事から帰るのが遅くなり、日が短くなったなぁと夏の終わりを感じて少しシンミリしてしまいました。。。

6月くらいのときは、これから夏だー!って気分になるんですが、その夏もあっという間ですね。ほんと夏は過ぎるのが早いです。

セミの鳴き声もいつの間にか聞かなくなりました。

 

さて、今日の勉強は「統語構造」についてです。言葉だけ聞くと「???」ですよね(^^;

それでは詳しく見ていきましょう。

 

 

 

統語論とは?

統語論という分野は「文」がどのような構造を有しているか、またその構造と文が作られる関係を考察するものです。構文論とも呼ばれています。

「文」についての定義は通常「まとまった意想を表す語の集まり、あるいは語から構成された言語伝達上の基本単位」と言われています。

ただし、単一の「語」のみの構成でも意思が伝達されれば「文」とみなされます。命令文や感嘆文がそれにあたります。

例えば、「飛行機が沖縄に着陸する」という文には、2つの名詞「飛行機」「沖縄」、動詞「着陸する」、2つの格助詞「が」「に」という5つの語を用いて、文法的に適格な文を作るには、必要な語を一定の規則に従い、正しく組み立てなければいけません。

統語構造とは、このような語や形態素の配列に関わる構造のことを言います。

この統語構造に関する知識は、文の理解において大きな役割を果たしています。

「AがBに着く」という構文を覚えておけば、Aが移動するもの、Bが到達する場所であることが推論可能になります。

 

 

抽象的な統語構造

統語構造は、表面的には線条性を持った配列で、音声化・文字化されるけれども、そのもの自体は抽象的なものであると言えます。

例:新しい 先生のを聞く(「新しい」が「先生の話」を修飾する統語構造)

 :新しい先生の 話を聞く(「新しい」が「先生」を修飾する統語構造)

この文は構造的に2通りの解釈ができます。

このように統語構造は抽象的なものであるため、表面的に現れる単語の知識だけでは文の意味を理解するのに難しい場合もあります。

 

 

文法関係と格関係

日本語の文の構造を考える上でとても重要なもののひとつに、文法関係格関係があります。

例えば、「太郎がりんごを食べた」のような他動詞文では「太郎が」が主語、「りんごを」が目的語、「食べた」が述語になります。この主語、目的語、述語のような文における構造的な働きに注目したものを文法関係と言います。

これに対し、格関係とは、文中での形態的な表示に関わるもので、この文では「太郎が」が主格、「りんごを」が目的格または対格となります。格関係は名詞の形態に関わるものであるため、動詞や助動詞には該当しません。

日本語を論じる場合、名詞に付く格助詞をそのまま名称に用いて、主格と同義でガ格、目的格を同義でヲ格と呼ぶことも多いです。

また日本語はこの文法関係と格関係が常に同じとは限りません

 

格とは

とは、名詞や代名詞が文中での形態的、統語的、意味的な働きに対応して形態変化することを指す文法カテゴリーです。

日本語では、その格が格助詞によって明確に現れるけれど、それらのガ格やニ格の名詞句がどのような働きを持つかは固定的ではなく、それぞれの文ごとに決まってきます。

ただし、ある程度その組み合わせにはパターンもあり、その中で比較的安定したものを文型と呼びます。

例:「~が+自動詞」

 :「~が+~を+他動詞」

 :「~が+~に+~を+授受動詞」 

 :「~が+~から+~に+移動動詞」

これらの文型は、述語となる動詞の特徴から格の組み合わせが比較的安定しています。

日本語で格助詞を重視するのは、格助詞の違いが統語構造の違い、要するに文型に密接に関わっているからなのです。

 

 

単文と重文と複文

文を構造からみた分類で、「主語+述語」の形のみを備えたものを「単文」と言い、2つ以上の単文が対等に結ばれたものを「重文」、2つ以上の単文の一方(従属節)が中心となる単文(主節)に従属的に結びつけられているものを「複文」と言います。

例:太郎は映画を観に行く。(単文)

 :太郎は映画を観に行き、花子はミュージカルを観に行く。(重文)

 :太郎が映画を観に行くから、花子も映画を観に行く。(複文)

単文を複文にするのに必要なのが接続助詞になります。

上の例では「~から」が使われていますが、その他に「~ため」「~のに」「~が」「~けれど」等があります。これらの接続助詞を用いて、単文動詞を繋げると複文になります。

 

 

 

過去問・「統語構造」について出題されたもの

 

令和2-Ⅰ問題13-問1

統語レベルでの誤解が起こっているものはどれ?

1番👉指示対象の「あれ」を誤って解釈するのは、意味レベルでの誤解です。

2番👉「小さな」「猫の声」と「小さな猫の」「声」というふうに修飾関係を誤って解釈するのは、統語レベルでの誤解です。

3番👉「さわだ」と「さなだ」を聞き誤るのは、音韻レベルでの誤解です。

4番👉「結構です」の解釈の誤りは、意味レベルでの誤解です。

したがって正解は、2番

 

令和2-Ⅲ問題2-問3

曖昧な文の統語構造を分かりやすくしている「ポーズ」のとり方はどれ?

1番👉「東京の友達」の後にポーズを置くと、友達が東京にいることを示します。

2番👉「警官は/必死に逃げる犯人を・・・」の文で「警官は」の後にポーズを置くことで、必死だったのは警官ではなく、犯人であることを示します。

3番👉「昨年あの家を建てた/建築士は・・・」の文で「建てた」の後にポーズを置いても置かなくても、建築士が家を建てたということは示せています。

4番👉「この前おばからもらった桃を/食べた」の文で「桃を」の後にポーズを置くと、

桃をもらったのが「この前」で、食べたのは「この前」が指す時点にはなりません。

したがって正解は、2番

 

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言語運用には、統語的な側面だけではなく、音韻的な側面や、形態論や語彙的な側面、意味論、語用論的な側面の言語知識や、社会言語的な能力といった、さまざまな知識や能力が関わっているということですね。

 

最後に・今日のひとコマ

 

 

沖縄行事「シバサシ」

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一昨日の夕方散歩で、花屋の前で見つけました。

「シバサシ」って初めて聞きました。調べてみたら沖縄の伝統行事のひとつみたいです。

沖縄は、旧暦で行われる独特な伝統行事が多く、とてもその風習を大切にしていると思います。

沖縄の興味深い一面です。

 

www.watashinoarukikata-diary.com

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌊

それではまた明日!

Cảm ơn mọi người đã luôn đọc hết.  Hẹn gặp lại ngày mai!

 

2021年9月