【言語一般】動きや状態、程度を修飾する『副詞』

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Chào buổi sáng mọi người! はいさい🌺ソムタム娘です。

Hôm nay cũng đẹp trời quá nhỉ. 🌞 今日もとてもいい天気ですね。

 

 

昨日は2回目のワクチン接種をしてきました。(モデルナ製)。集団での摂取だったのですが、偶然にも同じ人に打ってもらいました。1回目はまったく痛くなかったんですが、2回目はかなりチクっと感がありました。

午前10時くらいに摂取して、その後の経過ですが・・・

前回同様、夕方くらいから腕を上げたりすると軽く怠い痛みがでるように。そして今朝起きて熱を測ると37.2度になっていました。因みに昨日の朝は35.8度でした。やはり熱が少しでてる~。腕も前回より痛みが強いです(@_@)

明日は仕事なので今日中に熱が下がってくれることを祈ります!

 

ではでは、今日は「副詞」についての勉強です。

 

 

 

副詞とは

自立語の品詞のひとつで、活用がありません。名詞のように助詞を伴って主語になることができません。主に述語を修飾する連用修飾語としての働きがあります。

その表す意味や修飾の仕方によって、一般的に「状態副詞」「程度副詞」「陳述副詞」の3種類に分類されます。

※この分類方法は山田孝雄によるものです。

 

因みにまた違った「形態論的」な分類もあるようです。。。動詞も様々な視点からの分類の仕方がありますが、副詞もそのようです。そしてこれを考えると本当に頭が沸騰してしまいました。

でも、いつも参考にさせていただいている日本語教師の先生のHPは、とても解りやすく解説してあって勉強になります!

nihongonosensei.net

 

情態副詞(様態副詞・状態副詞)

主に動詞を修飾して、その動詞の示す動きや状態の質や様子を表します。

 

動作の行われる様子がどのようか表すもの

動作がどのように行われているのか、その様子を表します。

例:前にゆっくりと進む。

 :靴ひもをしっかり結ぶ。

 

動詞を修飾してその動作の様子を意味的に限定する

擬態語や畳語や指示語や漢語など様々な種類があります。用法別に分けてみます。

 

擬声語・擬音語・擬態語

例:猫がニャーニャー鳴く。

 :風邪がビュービュー吹いている。

 :兄はさっさと歩く。

②状態の完了・未完了を表す

例:すでに宿題は終わっている。

 :もう一年経った。

 :まだご飯を食べていない。

③態度を表す

例:せっかく料理を作ったのに。

 :てきぱきと仕事をこなす。

 :わざと間違えた。

④関係を表す

例:ともに合格を目指す。

 :私たちはたがいにノートを交換した。

 

 特に様態を表す様態副詞

情態副詞の中でも、特に様態を表す副詞です。「ぎゅっと」のように最後に「と」が省略できないものと出来るものがあります。

「と」を省略できるものには二種類あります。

①省略できるもの

例:木の葉がひらひら(と)舞い散る。

 :疲れてのろのろ(と)歩く。

②省略できないもの

例:手をぎゅっと握る。

 :ガラスがぱりっと割れた。

擬態語が多いですね。

 

程度副詞

形容詞や副詞などの状態性を表す語の前に付いて、その状態の程度を限定します。

 

①状態を表す語の前に付いて、その状態がどの程度であるかを表す

例:この時計はかなり古い。(イ形容詞)

 :妹は私より少し小さい。(イ形容詞)

 :私の兄はとても有名だ。(ナ形容詞)

 :この問題は極めて単純だ。(ナ形容詞)

 :妹はとても大人だ。(名詞・一部の名詞は状態を表します)

 :私はかなり素人だ。(名詞・一部の名詞は状態を表します)

 

②動詞や副詞の前に付いて、動作の程度を表す

例:今日はかなり歩いた。(動詞を修飾)

 :今駅にちょうど着いた。(動詞を修飾)

 :私はもっと食べたい。(動詞を修飾)

 :かなりゆっくり歩く。(情態副詞を修飾)

 :もっとしっかり押さえる。(情態副詞を修飾)

 

③名詞の前に付いて、時間や方向の程度を表す

例:ずいぶん

 :ずっと

 :かなりの時間

 :ちょっとの間

 

陳述副詞(呼応副詞・叙述副詞)

 述語の陳述的意味を補足したり、強調する副詞です。また、打ち消しや仮定条件などの表現で、後ろの述語などと呼応するものもあります。

 

述語の形式を定めて呼応する

この副詞を使うと述語は必ずこうなると形式が決まっているため、「呼応副詞」とも呼ばれます。色々なパターンがあるようです。

①仮定条件

例:もし(~たら)、たとえ(~ても)

 :もし都合が良かったら会いましょう。

②推量

例:たぶん・恐らく(~だろう)

 :恐らく明日は雨が降るだろう

③打ち消し

例:全然・めったに・少しも・けして(~ない)

 :全然寒くない

 ④打ち消し推量

例:まさか・よもや(~ないだろう)

 :まさか彼は来ないだろう

⑤禁止

例:けして(~いけない)

 :けしてここに入ってはいけない

 ⑥比況

例:まるで(~ようだ)

 :私はまるで豚のようだ

⑦願望と希望

例:ぜひ・どうか・どうぞ(~ください)

 :今日はぜひパーティーに来てください

⑧確信と断定

例:絶対に・きっと・必ず(~だ)

 :きっと明日は晴れ

⑨疑問

例:どうして・なぜ(~か)

 :どうして来なかったんです

⑩当然

例:まさに(~だ)

 :まさにそれが正解

 

述語に言い換えが可能な副詞

こんな面白い副詞もあります。「副詞~が~だ」が「~が~だ~副詞だ」と置き換えることが出来るんです。

例:当然・もちろん・さいわい

 :当然私が勝つ。👉私が勝つのは当然だ。

 :さいわい事故は起きなかった。👉事故が起きなかったのはさいわいだ。

 

その他にも「むしろ」「まして」等、比較してどちらか一方と取り立てるものもあります。

 

 

副詞・まとめ

「副詞」難しいです!

副詞の分類も混乱しますし、副詞の分類や用法を考えているとナ形容詞や連体詞と混同してしまってきてしまいました。。。あれ?これ副詞??みたいな。

まず品詞の定義をしっかり頭に叩き込むことが大事ですね。副詞は自立語で活用なし、用言や名詞を修飾できる品詞です!

 

 

過去問・「副詞」について出題されたもの

 

平29 -Ⅰ問題1-(13)

副詞の呼応についての問題です。述語の形式を定めて呼応することから「呼応の副詞」とも呼ばれていますね。逆に呼応していないのはどれか?

正解は、5番

「いまだーない」(否定の呼応)、「なぜーか」(疑問の呼応)、「もしーなら」(仮定条件の呼応)、「どうぞーください」(希望願望の呼応)、それ以外の選択肢はすべて呼応しています。「あいにく」は否定の「ない」と呼応しているように見えますが、「あいにく今日は彼が行きます」というような表現も可能です。「あいにく」のみ呼応していません!

 

平成30-Ⅰ問題3-(7)

問題は対義語についてですが・・「大きい」や「小さい」のような状態性を表す形容詞は程度副詞によって修飾できます。よって、正解は3番です。

 

令和1-Ⅲ問題3-問1

情態副詞の中でも特に様態を表す様態副詞の特徴についての問題です。事態の開始とともに発生し、終了とともに消える様子の副詞は・・・どれ?

意味的な分類ではすべて様態副詞です。しかし今回の問題は形態論的視点での分類の問題のようです。

正解は、4番。それ以外は結果の副詞という、形態論的分類だと、動作の結果の状態を表す副詞に分けられるそうで・・・難しい!でもこれはなんとなく文章の意味を考えたら選べそう?

 

いつもの先生のサイトにとても詳しく解説があり、助かりました!

令和元年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題3解説 | 毎日のんびり日本語教師

 

令和1-Ⅲ問題3-問2

これは副詞というようり動詞を選ぶ問題なのですが、程度副詞は漸次的な変化を表す動詞とむすびつくのが特徴だそうです。さて、漸次的な動詞とは?

正解は、4番。実際に「とても」や「たいへん」などの程度副詞を付けてみると分かりやすいですね。でも選択肢の動詞を見ただけでも・・・徐々に変化することが出来る動詞はどれか見極め付きそうです!

 

令和1-Ⅲ問題3-問3

上に書いたように、程度副詞は様態副詞を修飾することができます。

正解は、2番。「きっぱり」という様態副詞を「かなり」という程度副詞が修飾してますね。3番の「けっこう」👉程度副詞、「すぐに」👉様態副詞(意味的分類)に思ったんですが、形態論的な分類では時間関係の副詞になるようです。。ややこしい!!

形態論的な分類もあるんだ~と頭の片隅には置いておいて、もうこの分類での問題が出ないことを願います(笑)

 

令和1-Ⅲ問題3-問4

他の品詞から転成した副詞はどれでしょうか?

正解は、1番。それ以外は、2番👉「と」は並列の「と」ではありません。3番👉「ある」の連用形は「あり」です。4番👉「やすい」の連体形は「やすい」です。どの選択肢も書いていることが誤りです。

 

令和1-Ⅲ問題3-問5

「急遽」を学習者が誤って使ってしまったのはなぜでしょうか?

急遽とはどういう状況のときに使うか、自分だったら・・・何かが起こることを予想していなくて突然起きたときに使います。よって正解は、3番。急遽は「突然の事態」を表すときに使うという、この特徴を理解していなかったことが原因ですね。

 

令和2-Ⅰ問題3-(8)

比較の文型の問題ですが、副詞も絡んでいる内容です。

さて、比較の差は程度副詞や数量詞を使って表します。

1番👉「私は妹よりもっと食べることが出来る」・・二つの比較にも「もっと」は使えます。

2番👉「私は妹よりかなり食べることができない」???「かなり」を否定文に使うとおかしいです。肯定文にしかあまり使わないですね!

3番👉「私は妹より少し大きい」「少し」は程度の差を大きくも小さくも表すことが出来ます。

4番👉「3人の生徒がいる」(連体用法)、「生徒が3人いる」(連用用法)どちらの用法も使うことができます。

よって正解は、2番です。

数量詞について詳しくはこちらから。 

nihongo-tiengnhat.watashinoarukikata-diary.com

  

最後に・今日のひとコマ

 

那覇の唐揚げ屋さん

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最近近所に新しくできた唐揚げ屋さんです。沖縄県内に既に数店舗あるみたいです。

唐揚げ専門店ってよく見かけます・・・子供も大人も皆大好き~な唐揚げですもんね。

たまたま買い物の帰に通った日がなんと、プレオープン中・・・お一人様唐揚げ3個無料配布!!ラッキ―――――☆

ありがたく頂いて帰りました♪しかも熱々揚げたてです。家に帰るまで我慢できず帰り道にひとつだけ食べ歩きしちゃいました(笑)

揚げたての美味しさは間違いなし~衣に天かすが混ざってるんでしょうか、独特のザクザク感がクセになりそうです。

テビチの唐揚げもあるみたいで気になります。。。

 

www.watashinoarukikata-diary.com

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌊

それではまた明日!

 

2021年8月