【言語一般】時を表す・『テンス』・『ル形』『タ形』

Chào các bạn ! はいさい🌺ソムタム娘です。

 

勉強は断然「朝派」なソムタム娘です。昨日も夜少しやってみたんですが、やっぱり集中力がまったくありません!食事後だからでしょうか?お腹が満たされているとなんかやる気って出なくないですか?👈普通はやる気出るのでしょうか。。。

 

今日は、「テンス」と言われる時を表す文法について勉強していきます。

過去・現在・未来という話ですね。以前書いた「アスペクト」と混同してしまうカテゴリーです。ん?これはテンスことなのか?アスペクトのことなのか?と混乱してしまわないように整理しながら行きましょう!

時を表す「テンス」

ある時点(基本的には発話時)を基準として、話題とする事がその時のことか、それより前か後かによって言語形式が一定の規則性(基本は動詞が活用などで形を変化させます)を持って変化するとき、その言語はテンスを持つと言います。

日本語教育では、述語の辞書形はル形と呼ばれ「現在・未来」を表します。これに対して「~た」で終わる述語はタ形と呼ばれ「過去」を表します。

因みに、中国語やタイ語にはこのようなテンスは存在しないそうです。確かにタイ語を勉強していると、動詞自体何も変化せず、文章の中に「明日」「今日」「昨日」などの語を一緒に伴って、過去や未来を表しています。

さて、ル形とタ形についてですが、「走る・走った」「食べる・食べた」等の語末の「る」「た」から由来しての呼び方ですが、「泳ぐ」「話す」などの「~る」で終わらない動詞も同様にル形になります。また、「泳いだ」も「~た」で終わっていませんがタ形になります。

他に形容詞の「大きい」「高い」「きれいだ」「有名だ」などもル形に含めます。

まとめるとこんな感じです。

 

            ル形(現在・未来)     タ形(過去)

【動詞】  普通形   走る・泳ぐ         走った・泳いだ

      丁寧形   走ります・泳ぎます     走りました・泳ぎました

【イ形容詞】普通形   大きい           大きかった

      丁寧形   大きいです         大きかったです

【ナ形容詞】普通形   きれいだ          きれいだった

      丁寧形   きれいです         きれいでした

【名詞】  普通形   先生だ           先生だった

      丁寧形   先生です          先生でした

 

 

動きを表す述語と状態を表す述語

上にも書いたように、ル形は基本的に「現在」と「未来」のどちらかは表します。ただし、あくまでもこれは動作動詞(非状態動詞)の場合です。それに対し状態動詞やイ形容詞、ナ形容詞、名詞は状態性の述語となるため、ル形で現在の状態を表します。

下にまとめてみます。

 

動作動詞・未来と現在「ル形・テイル形」(動きを表す述語)

動詞の多くは動きを表すため(動き動詞)、ル形を使うと未来を表すことになります。そのため現在の状態を表すためには「テイル形」を用いる必要があります。

例:りんごを食べる。(未来のこれから行う動作)

 :りんごを食べている。(今現在の状態)

 :開会式が始まる。(未来のこれから起こる変化)

 :開会式が始まっている。(変化による今現在の状態)

※文法上では「未来」という概念は厳密に規定されていて、数秒後に行われる動作や変化は未来になります。

 

状態動詞・「ル形」現在(状態を表す述語)

上の動作動詞に対し状態動詞ではどうでしょう?状態動詞はそもそも状態を表す動詞のためル形で現在の状態を表します。

例:沖縄にはとても美しい海がある。(現在の状態)

 :海の中には熱帯魚がいる。(現在の状態)

 :私には鳥の鳴き声が聞こえる。(現在の状態)

「見える」「聞こえる」等の知覚を表す動詞や、「考える」「思う」等の思考動詞もル形で現在を表します。

 

※「ある」は非状態動詞の性質も持ち合わせています。

例:来年東京でオリンピックがある。

この場合は「未来」になるので注意!

 

イ形容詞とナ形容詞、名詞・「ル形」現在(状態を表す述語)

イ形容詞、ナ形容詞、名詞の述語もル形で現在の状態を表します。

例:今回の台風はとても大きい。(現在の台風の大きい状態)

 :海がきれいだ。(現在のきれいな状態)

 :私の母は先生だ。(現在、私の母は先生であるという状態)

 

このように日本語教育では、ル形は「非過去」、タ形が「過去」と2つに区別します。

 

 

 「ル形」のテンスが関わらない表現

「動き動詞」はル形で未来を表すと書きましたが、一般的な事実や習慣として行われること、真理や規則なども同様にル形で表されます。

①日本で車は左側を走る。(一般的事実)

②妹は毎日8時に起きる。(習慣)

③太陽は東から昇る。(真理)

④借りた本は2週間以内に返す。(規則)

 

 

「テンス」のタ形と「アスペクト」のタ形

同じ過去を表しているように見える表現でも「テンス」ではなく「アスペクト」の範疇に入ってくるものがあります。

どういうことかと言うと・・・

例:もう昼ごはんを食べましたか? いいえ、まだ食べていません。(アスペクト

 :昨日は昼ごはんを食べましたか? いいえ、食べませんでした。(テンス)

アスペクトの方は「現在完了」を表し、テンスの方は「過去」を表しています。英語にしてみると理解しやすいですね。

アスペクト:Have you eaten lunch yet?

テンス  :Did you eat lunch yesterday?

 

「現在完了」のアスペクト

まず、なぜ「現在完了」がアスペクトの範疇になるのかについて考えていきます。

現在完了とは、過去のある時点から現在に至るまで、ある状態が続いているということを表す表現です。日本には英語のような文法はないのですが、ひとつの時間軸の中で「過去から現在までつながっている」というイメージです。

中学の英語の授業で・・現在完了継続、経験、、完了・結果とかありましたよね。。すごく苦手でした。

 

例:もう昼ごはんを食べましたか? いいえ。まだ食べていません

この例文も、ある過去の時点から現在まで昼ごはんを食べたか?ということについてい聞いています。

そしてここがポイントです。「過去」の視点のテンスと違うのが、答えるときに「ている形」を使っています。

なぜかと言うと、過去から現在まで食べていない状況が継続しているから「ている形」を使っていると考えられます。

これに対して、「過去」を表すテンスの視点ではそのような現在との関わりは一切なく、あくまでも過去のある時点の出来事として捉えます。

要するに、テンスは点のイメージで、アスペクトは線のイメージです。

 

アスペクトについて少し書いてます。

nihongo-tiengnhat.watashinoarukikata-diary.com

 

「ル形」と「タ形」に関する表現

「ル形」と「タ形」に関して、常に一方をとる表現があります。

 

①「~ほうがいい」(忠告)

例:色んな国に行ったほうがいい。

 :危ない国には行かないほうがいい。

肯定では「タ形」を用いて、否定では「ル形」(ない形)を用います。これは、肯定では動作をした結果の方が好ましいと表し、否定では動作をしないでいる結果を表しているからです。

 

②「時」に関する語句

例:【ル形】食べる前に・来るまでに・来る途中で 等

  【タ形】食べた後で・来たとたん・帰ったきり 等

 

③「ル形」か「タ形」のどちらかに修飾される名詞

例:【ル形】手伝う約束・会う予定・通る資格 等

  【タ形】行った経験・盗んだ疑い・会った覚え 等

 

テンスとアスペクトとは異なる「タ形」(モダリティ)

①命令や要求

例:さっさと食べた、食べた。

②発見

例:こんなところに置いてあった。

③確認

例:あなたの誕生日は今月でしたか。

④想起

例:そうだ、明日は仕事が休みだった。

⑤過去の事実に対する反事実

例:昨日休みだったら遊びに行けたのに。

⑥主観的な感情の表出

例:ああ助かった。

 

 これらの「タ形」はテンスでもアスペクトでもなく、話し手の主観的な要素が含まれた「モダリティ」の範疇になってきますので。。。詳しくはまた近いうちに詳しく!ただ、ここではテンスとアスペクトでもない「タ形」があるんだということだけしっかりと覚えておきましょう。

 

 

絶対テンスと相対テンス

また少しややこしい話になってきます。。

基本的にテンスを考えるときは、発話時を基準として、過去か現在か未来かを判断します。このような概念を絶対テンスと呼びます。これは深く考える必要ありません!それに対して相対テンスという概念があります。

それでは詳しく勉強していきましょう。

 

絶対テンス

上に書いたように深く考えることはありません。発話時を基準に表現し、非過去はル形、過去はタ形が使われます。

例:私は来月タイに行く。(未来)

 :私はタイにいる。(現在)

 :私はタイに先月タイに行った。(過去)

 

相対テンス

複文におけるテンスの場合は、主節の述語のテンスに応じて従属節の述語のテンスが決まってきます。これを相対テンスと呼びます。どういうことかと言うと、従属節の時の判断の基準が発話時にはならず、主節の事態の時になるという訳です。

 

例:タイに行くときに、スーツケースを買った

これは過去のことを表しています。その判断は主節の「買った」(タ形)によるものです。しかし従属節の「行く」はル形になっています・・・これが相対テンスというものです。

従属節にも同じように過去のタ形を使用しない理由は、主節の「スーツケースを買った」という行為の時点では、まだ「タイに行く」という事態は起きていな未来のことだからです。「タイに行く前にスーツケースを買った」ということですね。

もしも、「タイに行った後にスーツケースを買った」という表現をするならば、、、

例:タイに行ったときに、スーツケースを買った

 この場合、主節の出来事よりも従属節の事態の方が先に起きている必要があため、従属節は過去を表すタ形を使用します。

 

過去問・「テンス」について出題されたもの

 

平成27-Ⅰ問題3-(2)

アスペクトとテンスの特徴についての問題です。

動詞のル形:ごはんを食べる。(アスペクト:直前)(テンス:未来)

動詞のタ形:ごはんを食べた。(アスペクト:直後・完了)(テンス:過去)

状態動詞:アスペクトはありません。テンス:ル形が現在、タ形が過去。

動作動詞:アスペクト:ル形は直前、タ形は直後・完了。テンス:ル形が未来・現在、タ形が過去。

この条件を元に考えると・・・正解は、2番!しっかりと「アスペクト」「テンス」「状態動詞・非状態動詞」の整理をしておきましょう。

 

平28-Ⅰ問題3-(9)

状態動詞と非状態動詞のテンスについての問題です。

状態動詞はル形で現在を表し、非状態動詞はル形で未来を表します。よって、正解は1番。

選択肢のアスペクトの「完了」という言葉に惑わされないように。。

 

平28-Ⅰ問題3-(10)

状態動詞「ある」についての問題です。

「ある」は状態動詞の代表的な動詞ですが、非状態動詞の性格も持っています。その場合、ル形で現在ではなく未来を表すので注意です。

正解は、4番。それ以外は状態動詞としての用法です。

 

令和2-Ⅲ問題1-問(1)

動作動詞のル形(未来)はどれでしょう?

正解は、4番。「電話する」これは継続動詞です。それ以外は動作動詞ではありません。

 

令和2-Ⅲ問題1-問(2)

アスペクトの完了を表す「タ形」についての問題です。

アスペクトは動作の局面を表すため、動作動詞にしか現れません。その視点で検証すると・・・正解は、3番。それ以外は形容詞と状態動詞のタ形のためテンスの過去の表現です。

 

令和2-Ⅲ問題1-問(3)

アスペクトでもテンスでもない「ムード」(モダリティ)の「タ」絡みの問題。

「ムード」ではない「タ形」はどれか?正解は、2番。上でまとめたように、1番は反事実、3番は発見、4番は想起、それぞれムードです。2番のみが過去の状態・・・これは見極めが難しいです!(+o+)

 

令和2-Ⅲ問題1-問(4)

相対テンスについての問題です。

相対テンスと絶対テンスについて詳しくは上で説明しています。よって正解は、1番

 

令和2-Ⅲ問題1-問(5)

テンスとアスペクトの知識について問われています。

「破れました」という表現はテンスでは過去、アスペクトでは「直後・完了」を表します。正解は2番。1番と迷いそうですが、目的を持って・・・の場合には「破りました」の他動詞を使いそうです。2番の「破れました」は確かに直接その場を見ていないと発言できなさそうです・・・。これは難しい!!悩んでここで時間をかなり費やしてしまいそうな問題です。

 

 

 まとめ・

時制についても、母国語にそういう文法がない学習者にとっては理解するのが大変そうですね。そしてそれを説明するのも・・・(^^; 英語の現在完了が苦手だったのもそれが故にだったのかな?w

自分の頭の中でしっかり整理してアウトプットできるようなりたい!

試験では「テンス」と「アスペクト」を絡めた問題も多いです・・・やっぱり未だに混乱中です(笑)

 

 

最後に・今日のひとコマ

 

白くま

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 昨日は買い物の帰りに白くまを食べました。さっぱりとして美味しかったです。かき氷に乗っている小豆が練乳とベストマッチ☆

暑いとついついアイスコーナーに引き寄せされてしまいます(笑)習慣にならないように気を付けないと!

 

暑いとついついスーパーで買ってしまう、、、アイス。

www.watashinoarukikata-diary.com

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌺

それではまた明日!

 

2021年8月