【わたしのこと】文字を持たないムラブリ族・・・『森のムラブリ』とは

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Chào mọi người! 

サワディチャオ🐘ソムタム娘です。

 

 

実は最近気になっている映画があるんです。

なんと映画の舞台になっているのはタイとラオス。まさに今の私にどんぴしゃ。

 

タイランドニュースで知った映画「森のムラブリ」

 

 

日本では2022年3月から一般公開が始まるらしいです。

 

タイが舞台っていうのもあるけど・・・この映画に興味を持ったのもきっと日本語の勉強をしてきたからじゃないかなっても思います。

 

普段映画館に行ってまで観たいと思う映画なんてめったにないです。

記憶にあるのは・・・直近では「君の名は。」以来でしょうか。(相当遡りますね(笑))

 

 

 

 

 

タイで観たい映画『森のムラブリ』

 

詳しいリンクです。

muraburi.tumblr.com

 

 

私達日本人は「話す・聞く・書く・読む」の4技能を持つ人がほとんどだと思います。

普段わざわざ考えることなんてありませんが、改めて。

日本語は「文字」を持つ言語です。

 

きっとほとんどの日本人はその他第二言語として学んだことがある外国語ももちろん「文字」を持っていると思いますよね。

 

しかし国によっては「文字」があるけれども貧困のため読み書きの勉強ができず識字率が。。。なんて話もあります。

 

しかし世界中に存在する言語(6,000以上あるらしい)にはそもそも「文字」を持たない言語もあるんですよね。

聞いたこはあったけど・・・なんと文字を持たない言語の方が大半らしいです(!)

 

これには驚きです。

 

 

「文字」を持つ言語、文化。これがどういうことなのか。。。

 

「文字」があるお陰で、形として文献を残し後世に伝えることが可能になりました。

もちろん文明がこうやって進化してこれたのも「文字」を持ったお陰であることは間違いありません。

 

そして日本人である私たちが子どもの頃から様々な分野の学習ができているのも、ももちろん「文字」という存在があるからこそです。

 

 

 

そんな「文字」を持たない集団、民族の世界

 

私には想像も付きません。

 

 

 

「文字」を持つ文化と持たない文化の違い

 

世界的な動きとしては・・・文字を持たない文化に文字を与えようとしているらしいです。

「文明の進化についていけない」「教育に支障がでる」・・・など様々な理由から。

 

数年前に東アフリカのウガンダに行ったとき、ピグミー族に会いに行きました。

彼らも山で暮していた集団、部族でしたが里に下りて暮らすようになっていました。洋服もちゃんと着て、周りの村の人たちと同じように。

 

(なんとなく・・・上手く言えないけど違和感を感じた覚えがあります)

 

 

ただあくまでもこの善かれ・・・という価値観は「文字」を持っている側からの意見。(ある意味押し付けのような気もしなくもない)

「文字」を与えられることがその集団にとって良いのかどうかなんて誰にも分からないと思います。

 

「文字」とは言い換えれば「文明」。

物質的な豊かさと必ずしも精神的豊かさとが比例するとは限らないと思います。

 

 

日本語教育の勉強でも学んだ「文化相対主義という言葉があります。

 

文化に優越はなく、自文化を基準に他の文化を判断することなくそれぞれの文化を尊重して受入れようという姿勢のことです。

 

 

nihongo-tiengnhat.watashinoarukikata-diary.com

 

 

「言語」とはあくまでそれぞれの文化、集団の中で独自に進化していくものだと考えられます。

生活様式、価値観が異なれば「言語」の進化の過程も異なって当然ではないでしょうか。

 

その結果として・・・「音声」の次に生まれた「文字」を持たないという言語にも、だからこそもちろん優越を付けることはできないと思います。

 

 

今こうやって日常生活で「文字」に頼り切っている私。

 

 

 

「言語」の先に見えてくる根本的なもの・・・

 

この映画の舞台はタイとラオスの山奥。

 

お互い会ったことがなく言語も多少なりとも異なる「ムラブリ」の人たち同士「対話」のみによって交流を試みる。

 

 

そこから何が見えてくるんだろう。

 

「文字」を持つ文明社会で生きているから幸せっていえるんだろうか・・・と考えざるおえない。

 

そんなことをいろいろ考えて。。。

映画の概要を見ただけでも想像が膨らんでしまっています(笑)

 

 

映画に参加している言語学者の方にもとても興味があります。

私はまったく言語学についてなんて無知ですが💦

 

ほんとにほんとにすごい!

 

このムラブリの言葉が「ムラブリ語の響きが美しいから」という動機だけでこういった研究から・・・辞書まで作ろうと考えているという私には想像も付かない次元の発想です。

 

 

なんだか純粋な想いすぎて胸が熱くなります。

 

 

 

日本語教育とは少しずれてしまう内容かもしれませんが。。。

 

「言葉」と「対話」。

言語の話に留まらず・・・もっとそこから根本的な何かが見えてきそうな気がします。

そう、響くものがありそうな気がしてしまいます。

 

日本語の勉強をしていたときもそうですが、この勉強をしていると視野が広がりますよね。

 

 

 

日本に住んでいる方!!

3月から一般公開が始まるようなので是非観た方は感想聞かせてください!

 

 

タイでも公開されますように。。。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます🐘

 

 

Cảm ơn mọi người đã luôn đọc hết.  Hẹn gặp lại ngày mai!

 

 

 
2022年2月