【言語と社会】異文化コミュニケーション・異文化適応『カルチャーショック』『Uカーブ・Wカーブ』

Chào buổi sáng mọi người! はいさい🌺ソムタム娘です。

Hôm nay cũng chùng mình cùng cố gắng học tiếng Nhật nào!!  📚

今日も日本語の勉強を頑張りましょう!

 

 

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昨日は関東の方では台風16号の影響がすさまじかったようですね。。。

沖縄もここ数日台風の影響か少し風が強く、昨日も同様に朝から風が強めでした。

でも今年の沖縄は台風が例年より少ない気がします。

昨日はそんな中・・・懲りずにまた糸満市の大度浜海岸へ🌊

昨日は流石に波も高くかなり波にもまれて・・疲れました。でも楽しかったー!

 

ということで今日からも勉強頑張ります💪💪

 

今日も異文化コミュニケーションの範囲です。

誰しも、もし海外に住んだら・・・カルチャーショックがあるんしょうね。。

 

 

 

 

異文化適応過程・カルチャーショック

国語学習者に限らず誰しも、母語の文化と異なる文化と接触したとき予想もしなかった体験をするでしょう。

異文化に接触すると誰もが何らかの形でカルチャーショックを受けることが考えられます。カルチャーショックとは、異文化に接触した際に、自文化との違いに衝撃を受けることを言います。

自文化の様式が通用しないことに落ち込んだり、睡眠不足や食欲不振になる可能性もあります。

これは国境を超える場合のみならず、日本国内であっても地域が異なれば起こる可能性があり、誰にでも、どこででも起こりうるものだと考えられるでしょう。

このカルチャーショックを含め、異文化に適応していく過程でのいくつかのモデルが提唱されています。

 

 

リスガードの異文化適応過程・【Uカーブ・Wカーブ】

リスガード(1955)は新しい環境下で人間の心理状態に起こる異文化適応過程を、U字型曲線で表した「Uカーブ仮説」を提唱しました。

また異文化に適応した後に、再び自文化に戻る際に起こるリエントリー・ショックから自文化を受け入れるようになる過程をUカーブ仮説を基にして「Wカーブ仮説」ガラホーン&ガラホーン(1963)によって提唱されました。

 

Uカーブ仮説(U字型曲線モデル)

Uカーブ仮説とは、新しい環境に入ったときに起こる人間の心理状態の変化を表したものです。

ネムーン期・ショック期(不適応期)・回復期・安定期(適応期)にそれぞれの心理状態によって分けられています。

ネムーン期

新しい環境に入った最初の段階で、環境の全てが新しく新鮮で、異文化を楽しめている状態です。短期旅行などでは、おそらくこのハネムーン期のみを経験して帰国しているものと考えられます。

ショック期(不適応期)

始めの異文化接触時の興奮状態が収まってきて、徐々に現実が見えてくる時期です。期待していたものと現実が異なり失望感に変わったり、焦燥感などにもかられる時期で、新しい文化と自文化の違いに対し葛藤したり、異文化をステレオタイプ的に捉えてしまうこともあります。

回復期

ショック期の落ち込みから回復して、言語や周りの環境にも慣れてきて、徐々に文化変容が見られてきます。

安定期(適応期)

異文化を受け入れ、ストレスや心配ごとがなくなり、精神的にも安定してくる時期です。異文化理解も進み、楽しみながら充実した生活を送れるようになります。

 

このように、新しい環境に入ったハネムーン期から安定期までをU字曲線で表します。ちょうどUの字の下の部分がショック期にあたるというわけです。

 

文化変容についてはこちら。

nihongo-tiengnhat.watashinoarukikata-diary.com

 

Wカーブ仮説(W字型曲線モデル)

Wカーブ仮説とは、異文化に入った時期から自文化に再適応するまでの過程を表したものです。

新しい環境(異文化)に適応したあとに自文化に戻ると、異文化に入ったときと同じようなストレスを感じることがあります。その状態を、リエントリー・ショック、または逆カルチャー・ショックと言います。

せっかく異文化に適応したのにも関わらず、今度は自文化への再適応が必要となってしまうというわけです。。。

しかしそのストレス時期を超え、自文化の価値観や習慣なども再び受入れられるようになってきます。

人間の適応能力ってすごいですね!

この過程も同様にUカーブで表すことができるため、異文化適応過程ののUカーブと、帰国後の自文化の再適応過程のUカーブを併せてW字に見えることからこのように呼ばれるようになりました。

 

また、これらの異文化に接した際に抱えるストレス(不快な感情)を減らすために使用される意識的または無意識的な戦略を「コーピング」と言います。

コーピングとは英語で対処するという意味です。ストレスをうまく対処しようとすることを意味していますね。

 

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U字曲線もW字曲線もあくまで単純化された描写です。なぜならば、個人によってショック期がいつ始まるのか、そしてどれくらい続くのかは人それぞれです。ハネムーン期もどれくらい続いて、ショック期に移るのかにも個人差がありますし、周りの環境にも左右されるでしょう。

また、たとえ安定期になったとしても、何かがきっかけで再びショック期を経験したり・・・最悪安定期までたどり着けず帰国・・・となる可能性も考えられるからです。

 

異文化経験をすると、人として柔軟な考えを持って強くなれそうですよね。

ただその分、自分の中でもさまざまな戦い?も経験することになりそうです(^^;

でも自分はぜひとも経験したいなーと思います!

 

 

 

キムの異文化適応過程・【らせん状図】

キムのらせん状図とは、ショックと安定の間を常に行ったり来たりしながら、時間が経つにつれてショックの度合いが小さくなっていく(らせんの円が時間の経過とともに小さくなる)様子をらせん状に表したものです。

異文化適応過程を、ストレスー適応ー成長ダイナミクスであると主張しています。

キム(1988)によって提唱されました。

 

 

 

アドラーの異文化適応過程

アドラー(1975)は、異文化に入って適応するまでの過程を肯定的に捉えて、その期間をその人自身の成長だと考えました。

カルチャーショックはマイナス要因ではなく、異文化に入り、異文化を学びながら、その文化の中で自己を再発見していく過程であるとして、肯定的に捉えました。

アドラーは異文化に適応していく過程を①異文化との接触(初期ショック)、②自己崩壊(移行期ショック)③自己再統合④自律(安定期)、⑤独立の5段階で示しました。

アドラーのいう自立、独立とは、自分化を捨て、異文化に適応するのではなく、自文化と異文化の違いを受け入れ理解した上で、適切に対応できるようになることを指しています。

ベリーの文化変容モデルの「統合」と同じ考え方ですね!

 

nihongo-tiengnhat.watashinoarukikata-diary.com

 

 

 

日本語教育能力検定試験・過去問】「カルチャーショック」「Uカーブ・Wカーブ」「コーピング」「リエントリー・ショック」について出題されたもの

 

平成28-Ⅰ問題8-問1

Uカーブ仮説の問題です。適当なものはどれ?

1番👉短期旅行の場合は、ハネムーン期のみの経験で帰国することが多いと思います。

2番👉Uカーブは山と谷を繰り返すこともあります。

3番👉Uカーブの形は自文化との違いによって大きさが変わります。

4番👉Uカーブの形は、年齢や性別等の個人要因でも形が変わると思います。

したがって正解は、3番

 

平成28-Ⅰ問題8-問2

カルチャーショックとは?

1番👉同じ言語文化圏の中でも地域によって文化が異なればカルチャーショック起こる可能性があります。

2番👉経験することで成長し、適応できるようになってきます。

3番👉不眠や食欲不振等の身体症状に現れる場合もあれば、精神的に現れる場合もあります。

4番👉異文化下でのストレスの蓄積によって現れてきます。〇

したがって正解は、4番

 

平成28-Ⅰ問題8-問2

リエントリー・ショックが起きる理由とは?(不適当なものを問われています)

1番👉海外での経験を帰国した後に、周りの人が興味を示さないことは確かにちょとショックです。

2番👉せっかく慣れた異国文化の様式が母国で通用しないと・・・確かにこれまたショック受けるかもしれません。

3番👉海外での生活で、自分自身の価値観の変化に気付くことができれば・・・ショックは起きなさそうです。

4番👉海外生活中に、母国の文化を理想化して考えてしまていたら、帰国した際に・・・あれ?ってショックを受けそうです。

したがって正解は、3番

 

平成30-Ⅰ問題8-問3

ストレスを除去したり緩和することをなんというでしょうか?

正解は、1番

コーピングです!

 

平成30-Ⅰ問題8-問2

カルチャー・ショックとは?

1番👉精神的高揚している状態はハネムーン期です。

2番👉カルチャー・ショックは身体的に寝不足や食欲不振になったり、精神的にも現れます。

3番👉自国であっても、地域が変わったり文化が異なれば起こる可能性があります。

4番👉瞬間的なものではなく、適応できるまで続きます。。。

したがって正解は、2番

 

平成30-Ⅰ問題8-問3

Wカーブについての問題です。

1番👉帰国後のショックの方が大きい場合もあります。異文化に馴染みすぎて・・・母国文化の方が抵抗が出てくる場合、ありそうです。

2番👉Wカーブは、異文化に適応したあとに、帰国して再度ショックを受けることです。

3番👉異文化から帰国した後・・・ではなく、異文化への移動後から帰国後の適応までのことを示しています。

4番👉異文化から帰国した後・・・ではなく、異文化への移動後から帰国後の適応までのことを示しています。危機状態が2度かどうかは人それぞれだと思います。

したがって正解は、1番

 

令和1-Ⅲ問題9-問1

移住後の生活でのメンタル・ヘルスについての問題です。

1番👉一般的に適応しやすいのは・・・思春期の人や高齢者よりも子どものほう?

2番👉移住後3か月から18カ月・・・ここで精神面でカルチャー・ショックが起こるようです。確かに3か月目くらいは現地にも慣れて、現実が色々と見えてきそうですよね。

3番👉自分と同じ文化のコミュニティに接触できる人がより適応しにくいかどうかは・・・確かにそのコミュニティの中だけで過ごしてしまえば、現地の生活に適応しにくくなると考えれますが、そうとも言えないような。。。

4番👉移住後に対応すればいいと考えている人の方が、入念に準備する人に対して挫折しやすいと思います。

したがって正解は、2番

これは何の根拠もないので、、消去法でなんとなく(^^;

 

令和2-Ⅰ問題8-問1

カルチャー・ショックとは?

正解は、3番

自国の慣れ親しんだ行動規範が異文化と異なることで起こります。

 

令和2-Ⅰ問題8-問2

Uカーブモデルに関する問題です。

1番👉異文化に接触したときから帰国するまでの異文化適応の精神満足度・・・多分これ?

2番👉異文化適応を他者への配慮??

3番👉これはWカーブモデルの説明です。

4番👉異文化適応をストレスー適応ー成長・・・これはキムのらせん状図です。

したがって正解は、1番

 

 

 

 

最後に・今日のひとコマ

 

 

大度浜海岸でランチ

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昨日のお昼ご飯のラインナップ☆

すべてうまんちゅ市場で調達しました。最近は専らこのパターンです。

まぐろのモツ煮・かまぼこ天・さかな天ぷら・グァバです。今年初めて食べたグァバ。糸満市に来たとき毎回食べてます♪

沢山泳ぐとごはんも沢山美味しく食べれますね(笑)

そして外で食べるとより美味しく感じます!

 

まーさん。

 

www.watashinoarukikata-diary.com

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございます🌊

それではまた明日!

Cảm ơn mọi người đã luôn đọc hết.  Hẹn gặp lại ngày mai!

 

2021年10月